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「・・・空より、あなたへ。」 第9話  ナナイロキャンディー
白いユニホームがたくさんあの中にいる。
だけど、あたしはたった一人にしか見えない…。
そう、あなただけがあたしの目に映る。
立ちつくすあたしの背中風が早く座れ、座れと押す。





あたしは一歩ずつ嫌がるように自分の席に向かった。






「おっ!ユメやっときた」






佑君に合わせる顔がないの…。
そんなこと言ったトコロで、あなたにはあたしの心は理解できないでしょ?






「大学の友達がいてさ、つい話し込んじゃった~」






幸せなんて目が覚めれば一瞬の出来事、
あなたがくれる愛の味に、笑顔を見せていた形のないモノ2人が、
一生信じ合って築いていくもの






あの甘い日々が腐って苦くなった。
目は試合を見てる。
頭はあなたを考えてる。
あの甘い日々を思い出すだけであふれてくる。






佑君の姿がそこにはある。
今日は当番。遠くから見ていても瞳の中の少年が見える。
佑君が投げるボール風の音に、観客が「おぉー。」と声をそろえて言う。
彼と彼の友達も声をそろえている。



行け 行け 打て 打て



熱が入った声が
少しうるさかった。






佑君がこっちにきた。すかさずあたしは下を向いた。






「あれ?どうしたんユメ気持ち悪いんか?」







だから違うって、
っと焦りをイラダチに変えて、
あなたに言いそうだった。






「…大丈夫大丈夫くしゃみがでそうだったから」






「そう」







彼はすぐに試合の世界にかえっていった。
目の前で佑君が軽く肩慣らしするように投げている。





皆カメラを覗いて佑君を写真におさめている。
それはまるで、佑君が可愛くてしょうがない親バカのようだ。







顔を上げてみた。佑君は目の前にいる。
佑君がチラっとこっちを見た。あたしは目があったような気がした。
そう思わせたのは、佑君の目が二度あたしを見たからだ。
思い込みかもしれないけど...。






試合は流れて早大が圧倒で勝った。




人が流れて帰っていくその波に身をまかせ外に出た。
外はバスに乗る生徒を待つ人だかりで、前に進めない。
次次と生徒がバスに乗り込む。
佑君はささっと乗り込んで行ってしまった。






幸せなんて涙になちゃっえば色のないもの、
唇に触れたなんの味もしない。





もうすぐそこまで見えていた2人の未来、
目の前から消えていった。






あの甘い日々が腐って苦くなった。
頭はあなたを考えてる。
あの甘い日々を思い出すだけであふれてくる。






そのバスが行ったと同時に人が散らばっていく。
あたしたちも電車の方へ行こうとしていた。





彼の友達がそうだ!という顔で言ってきた。






「ユメちゃんもおまえも、俺ん家に泊まりに着なよ」







いくらなんでも男の部屋にあたし一人はきつい






「大丈夫、実は、さっき話してた子のうちに
 あたしも泊まることになっていたの」






あたしはなんて嘘つきなんだろう。
そんな相手いないのに、
こんな嘘ついて野宿でもするつもりなのか。







「そう!じゃ俺達は懐かしいあの場所で飲みますか!」






男子のこう言うノリが、あたしは昔から苦手だった。



あたしと彼は、明日の昼頃東京駅で待ち合わせ、
と約束して別れた。




あたしは、泊まると行った子のうちに行くふりをして、
適当に道を歩いている。






そこに見覚えのある頭があった。
後藤君だった。




「げっ。」と思って違う道を歩こうとしたら、
運悪くこっちを向いてしまった。







「あれ…?ユ、ユメちゃん?どうしたの?
 こっち来るなら連絡くらいしてよ」






いや後藤君の連絡先知らないから・・・
と心の中でつっこんだ。






「いやね~彼氏が見に行きたいって来たの」






「彼氏?って誰?」







口がスベった。







「そういえば斎藤もまったくユメちゃんの話ししないし、何があったの?」







後藤君は、ここじゃなんだから、と電車で
早稲田大学近くの駅に降りて話しをしようと誘う。




なぜだかその言葉にあやつられるように、
着いて行った。



きっともう逃げられないと思ったのだろう。






近くのカフェについた。何にするかと聞かれたので、
ミルクティーと答えた。




後藤君はアイスコーヒーを頼んだ。大人だなぁ~と思った。







店員さんがミルクティーとアイスコーヒーを
テーブルの上にそっと置いて、
「ごゆっくりどうぞ。」と言ってカウンターに戻っていた。






さぁ、話してくださいという空気がした。
あたしは吸い込んで仕方なく話した。






「いつの間にか、佑君から心が離れていってしまったの。
 思い出そうとしても思い出せない、あの頃の気持ち。





 それは電話やメール一年に数回会うだけじゃあたしの心は埋められなかったの。



 そんな時出会った人がいて、
 その人も年上で芸能界関係の仕事してて、
 ちょうど穴開いた心を彼が埋めてくれて、
 好きになって付き合ってるの。





 だから、あたしは佑君を忘れようとして、
 佑君から連絡先を曇らしたの。
 

 

 それが佑君にとってもあたしとっても、
 前向きな別れ方だと思ったから。」






一息で言ったような感じになって、
少し苦しくなった。






「遠距離だからそりゃ難しいと思うよ。
 恋しくて恋しくてしょうがない時も側にいない。



 あいつはあいつで忙しいすれ違うのも覚悟の上で、
 二人は付き合ってたんだろ?



 斎藤、ユメちゃんに連絡とれなくなって、見たことない悲しい顔してて、
 慰めようがなかった位、落ち込んでいたんだよ」







昔から2人の仲を知っている人、それが後藤君。
なぜか今は、あたしと佑君の架け橋になっている。







「もう斎藤には会ったの?」







「会えるわけないよ」







「きっと斎藤どんな理由があろうと、会いたいと思ってるよ。」







「…でも。」








「今日でも明日でもいいから、
 心の順番の時間なんて整理なんてしてる場合じゃないよ。
 これが2人を繋ぎなおせる最後で最後のチャンスだよ。







「うん」







【2009/05/24 18:00 】 | 未分類 | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント
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by: | | #【2009/05/28 20:09】 [ 編集] | page top↑
--鍵コメさま--
鍵コメさま




こんにちは。
ありがとうございます。



わたしも気になっているときがあり、
うれしいです。



どうでしょうか。
これからもよろしくです。

ありがとうございました、これからも
よろしくでぇす。
by:ハンカッチ | URL | #-【2009/05/31 15:02】 [ 編集] | page top↑
--複雑・・・--
空先生、ハンカッチさん・・
アップありがとうございますv-222


自分の気持ちに、正直に・・
素直になって・・・・と云いたいけれど・・・

複雑ですね~乙女心というか・・・。


きっと、近いうちに・・・二人にとって・・
幸せの扉が開くことをv-354
切に願ってます



by:oyomama | URL | #-【2009/05/31 21:14】 [ 編集] | page top↑
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by: | | #【2009/06/10 08:21】 [ 編集] | page top↑
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